#12 Inclusivity とThe Devil Wears Prada 2
- endaenglishlab
- 5 日前
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Inclusivity とThe Devil Wears Prada 2
20年前の大ヒット映画『プラダを着た悪魔』の続編The Devil Wears Prada 2が5月に公開され、さっそく観にいきました。続編では、社会の変化を反映しinclusivity(包摂性)とdiversity(多様性)への配慮が感じられました。inclusivityとは、「性別・年齢・人種などさまざまな属性が異なる多様な人々を尊重し包み込む」理念のこと。インクルーシブの視点から、映画を元に20年間の社会の変化を見ていきましょう。
body positivity
インクルーシブ理念の中でも、体型に関わらず全ての身体状況を受け入れ、ありのままの自分を愛そうという前向きな態度を表すのがbody positivity。現代社会(特にファッション業界)では「痩せ=好ましい」という美の基準が浸透し、20年前の映画ではファッション雑誌の鬼編集長(”devil”)がアシスタントの主人公Andyを“smart fat girl”と呼び揶揄しました。しかし、続編では体型に関するジョークが減り(まだ残ってはいます)、編集長のSecond Assistantは丸まると太った白人男性 a large white manが演じています。実は、形容詞fatはnegativeな響きを持つ禁句で、他人の身体特徴を表すのに使うと非常に失礼です。「恰幅のよい男性」ならばa large man,「ふくよかな女性」を表す形容詞はcurvy(曲線が美しい)やfull-figured(ふっくらした)、子供ならchubby(ぽちゃぽちゃした)が適切です。洋服のサイズについても婉曲表現が多く、plus-size clothingやfull-figured clothingは「ゆったりサイズの服」を指します。
Andyを演じた俳優Anne Hathawayは、映画収録時にプロデューサーに次のように言って、体のサイズがinclusiveになるようなキャスト選定を進言したそうです。
‘Don’t you think the scene would be stronger if we had a more inclusive approach to sizing?’”
映画の最後では、女性二人が太りそうな食事をするシーンで次の台詞があります。
Shared carbs have no calories. (友人と)シェアした炭水化物はカロリーゼロ
痩せるためにパスタやペストリーなどを断つダイエットはしないという宣言でしょう。
Gender neutral language
近年、性別に中立な言葉は急速に広まっていて、例えば女性を示すactressはactorに(日本語でも「女優」は「俳優」に)言い換えられています。映画の中では、ある男性が周りの男女にguysと呼びかけ、あわてて「いや、そうじゃなくてpeople」と何度も言い直します。a guyは男性を指しますが、アメリカでは女性を含む複数の人への呼びかけに複数形guysが広く使われてきました。ところが、How’re you guys today? (みなさん、ご機嫌いかが?) と言われて、「女性なのにguyと呼ばれるのは嫌」という声が上がり始め、言葉に敏感な人はguysの代わりにfolks, people, everyoneなどを使うようになっています。
Ethnic diversity
続編のキャストでは人種の多様性が顕著で、例えば鬼編集長のFirst Assistantはタミール人の両親を持つインド系の女性。その他、主要な役柄にアジア人も多く採用され、前作と比べると人種の多様性が際立ちます。しかし主人公Andyの元に新しく配属されたアシスタントに関しては問題が指摘されています。このアシスタントは、ひっつめ髪で眼鏡をかけ、さえない服を着た小柄なアジア人女性で、頭は良いがダサいsocially awkward nerdとして描かれています。名前はJin Chao。これは東アジア人に対して使われた蔑称 Ching Chong(今では差別用語)と音が酷似しています。そのため、このアシスタントの描き方は、「アジア人に対するネガティブなステレオタイプを助長する」という怒りの声がネットで上がっています。
皆さんはこのシーンを見てどのように感じますか?
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5/31 追記 遠田先生のご厚意で、前回とは異なる内容も含める予定です(教材は同じです)。すでに多くの前回の受講生の方々からお申し込みをいただいており、感謝しています。なお、このセミナーにお申込みいただくと、当サイトに「サイト会員」としてご登録いただけるようになり、下記で紹介するコミュニティ機能「Group」に投稿できるようになります。オンラインセミナー受講でサイト会員として登録できるチャンスですので、ぜひご利用ください。
2026年3月21日にNAKANO HAKOで開催した「PowerPoint翻訳セミナー」のオンライン版です。今回は「スピーチ原稿とスライドの関係性」を新たに追加します。
教材は前回と同じものを使用。事前課題があり、提出は任意です。期日までに課題を提出された方には、添削して返却いたします。前回参加された方は受講費が半額となりますが、添削は含まれません。添削をご希望の場合は、定価の5,000円となります。
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課題提出期限:2026年7月3日(金)
内容
プレゼン資料の黄金律「Less is more」と「KISS」の原則
スライド英語特有の「ヘッドラインスタイル」と記号の処理ルール
視認性を高めるフォント設定と「6 x 6ルール」
「パラレリズム」を用いた効果的な箇条書きの作成法
聴衆を惹きつける「HOOK」の作り方と「3の法則」
スピーチ原稿とスライドの関係性 (New!)
前回(3/21)受講者には、割引クーポンを別途メール済みです。申込時にお使いください。
下記は、受講生の方から寄せられた、My Storyです。♣My Story Nao. Kさん
<知的刺激と解放感を求めて>
春に開催されたPowerPoint翻訳セミナー後のアンケート、1つ目の質問に、さすが永野さん!と思わずにんまり。
「本日の内容で、最も『実務に効く(アハ体験があった)』と感じたポイントはどこですか?」
「遠田の英語LAB」に皆が集まる理由がここに凝縮されている!そう、遠田先生の講座・セミナーは「受講」というより、まさに「アハ体験」する至福の時間なのです。文法のモヤモヤが解消し、長年の思い込みに気づかされ、凝り固まった脳が解きほぐされるのが気持ちよく、充実感に満たされます。
思い出すたびにしびれるのが、『フローチャートでわかる英語の冠詞』冒頭にもある、安部公房とリービ英雄のエピソード。英訳に際し、脚本に登場する名詞が単数か複数かたずねるリービ氏に、安部公房が「日本人にそんな区別はない」「自分で決めなさい」と言ったという。その後リービ氏はaもtheもsもない景色を新鮮な思いで眺めたようですが、授業でこの話を聞いたあと外に出かけた私は、見えるものも見えないものもaやtheやsで区別する人にこの景色はどうみえるのだろう、そもそも私はこの世界をどうみているのだろう、とクラクラする思いでした。(とはいえ、英訳作業中に「ここの説明にある『ネジ』は1本ですか、複数ですか」と技術者に質問して「そんな区別はない」という答えが返ってきたら怒りに震えることでしょう。)
遠田先生の講義では「実務に効く」を超え、このように固定観念を崩される体験をすることもあり、また対話しながらじっくり進める授業なので、他の受講生の英訳やその訳に至るまでの思考プロセスから学べるという刺激も得られます。
仕事では生成AIと協力しながら英訳を進める毎日ですが、AIにはよく騙されそうになるので信頼しすぎないように気を付けています。いつも一緒にいても表面上だけ仲良しのお友達のようなものかもしれません。やはり自分自身を信頼できるよう、もっともっと実力をつけていかなければと実感しています。そんな中、アハ体験でつながった仲間とワクワクしながら勉強できる機会は貴重です。英語LABを立ち上げてくださった遠田先生と永野さんに感謝の気持ちでいっぱいです。
この記事に関する問合せはendaenglishlab@gmail.comまで♣運営者より
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このたび新しい試みとして、コミュニティでディスカッションができる「グループ(Group)」機能を始めました。閲覧はどなたでも可能ですので、ぜひディープな(笑)チャットのやりとりをのぞいてみてください。
すでに 天翔る龍 さんにご協力いただき、最初のテーマ「英文における同意語の言い換えは、どこまで応用すべきか?」が投稿されています。この投稿へのコメントやリアクションはもちろん、新しいトピックの投稿も大歓迎です。
📌 できること
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この映画は観ていないので全体については語れませんが、確かにこの部分だけ見ると、同じアジア系として、ステレオタイプなアジア人の描き方にはちょっと不快感を感じますね。 20年ぐらい前にアメリカのAmerica Onlineのチャットルームで「Jap Jap」と連呼されて、それはちょっとoffensiveだからやめてくださいとお願いしたことを思い出しました。 しかし過ぎた多様性への配慮もちょっと困りもので、Netflix製作のJane Austen原作のPersuasionで舞台であるイギリスのRegency時代ではありえない多種多様な人種や、人種的にありえない家族構成(その人種の親からその人種の子供は生まれんだろという)のキャスティングで、正直そっちが気になり過ぎてストーリーが全然頭に入って来ませんでした。 Politically correctなんだろうけど、私はいったい何を見させられたの?という感じでした。 今のアメリカの大統領は色々な意味で言語道断だけど、自分も含めてほどほどなdiversityやinclusivityを身につけていきたいものです。
Jin Chaoの名前、もうちょっと考えればよかったのに…と思ってしまいました。中国系の方がアメリカで働くときは、よくLucyのような英語の名前を付けますよね。なのによりによって、どうしてあんな紛らわしい名前にしたのかしら、と。
そこを抜かせば、確かにルックスが東洋人を若干ネガティブにデフォルメしている感はあるものの、後半の彼女はどんどん垢抜けていっていますよね。かつてのアン・ハサウェイがそうだったように、人種差別というよりは「ダサい女の子が垢抜けていく様子」を描いているという受け取り方もできたと思います。
なので、ネットの批判に対する私の意見は「黒に近いグレー」です。 Don't get me wrong, I like Jin Chao!