#5 people or persons?
- endaenglishlab
- 3 日前
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目次
♣ はじめに
ようやく秋を感じる風が吹いてくるようになりました。来る 11 月 5 日に日本翻訳 協会(JTF)の翻訳祭が横浜で開催されます。基調講演は、私が尊敬する認 知言語学者・今井むつみ氏。これは聞き逃せません。私は交流パーティーを含め て一日参加予定です。会場でお会いできれば嬉しいです。 また 11 月 8 日には、遠田 LAB 初のオンライン・セミナーを開催します。多数のご 参加をお待ちしています!
♣ Topic people or persons?
11 月 8 日のセミナーでは英語ネイティブ翻訳者の岩渕デボラさんとコラボします。 彼女とは長年の付き合いで、現在は某雑誌で英訳演習コラムを一緒に担当してい ます。このコラムでは、読者が日本語の課題文を英訳し投稿します。ある時、次の訳 文がありました。
紀元前四〇〇〇年頃の土器に、二人の人物が陶製のかめからストローで ビールを飲んでいる姿が描かれている。
A piece of pottery from around 4000 B.C. shows two persons drinking beer through straws from a ceramic pot.
この英文を読んで何かおかしいと思いますか? 私は何の違和感もなくスルーしました。ところが、デボラさんは persons を people に変えたのです。う~ん、なぜ two persons がダメで、 two people が良いの か?ほとんど同義語だと思っていたこの 2 語。添削の理由が分からず彼女に質問す ると、Practical English Usage, Michael Swan 著の解説を見せてくれました。
Persons is sometimes as a plural of person in official language.
原文は official language ではないから変えた、とのこと。「two persons には フォーマルな響きがあり、ごく普通の説明文で使うのは不自然。」これが理由だったの です。この微妙なニュアンスの違いが私にはわかりませんでした。英語らしい自然な英 語を使いこなすには、まだまだ修行が必要だなあ、と感じました。
さらに people と persons の違いについて調べると、Merrium-Webster Dictionary でも取り上げていました。ネイティブ・スピーカーでも迷うみたいです。
…in the last few decades the trend has been very much in favor of people, rather than persons. The AP Stylebook flatly states “The word people is preferred to persons in all plural uses.” And The New York Times Manual of Style and Usage now also states “Use people as the plural of person,” although they add that persons may still be used in certain settings….
要約すると、「人々」を指すときは通常 people が好まれ、person の複数形 persons は公的文書やフォーマルな文脈に使われている。 文章のフォーマル度(カジュアル度とも言えます)を英文ライティングの分野で は register(レジスター)と呼びます。場面・相手・目的など TPO に応じた言 葉遣いは文章全体のトーンを決定します。two persons の例のようにフォーマ ル度が異なる単語を文に混ぜると、読者に「あれ、ここだけ変!?」と違和感を 持たせたりもします。レジスターはことば選びの重要な指標です。 11 月 8 日のオンライン・セミナーでは、レジスターに関わる語の選択について も取り上げたいです。微妙なニュアンスの違いを英語話者に説明してもらう良い 機会になればと願っています!
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♣ セミナー他のお知らせ
(↓は終了しました)
♣ 第 34 回JTF翻訳祭 2025 (遠田先生参加)
11 月 5 日(水)9:30~17:00 交流パーティー18:00~20:00
横浜市開講記念会館(ジャックの塔)
(↓は終了しました)
♣ 遠田の英語 LAB kick-off オンラインセミナー with 岩渕デボラ
7 月の対面セミナーに続き、ご要望の多かったオンラインセミナーを開催します!
今回は長年一緒に仕事をしてきた岩渕デボラさんとのコラボです。450 字弱の エッセイを事前課題とし、セミナー時に英語ネイティブスピーカーであるデボラさん にライブ添削してもらいます。遠田は解説を担当します。
11 月 8 日(土) 14:00~16:00 zoom セミナー
16:00~16:30 交流セッション
セミナー後には交流セッションも設けます。皆様のご参加をお待ちしています!
♣ 運営者より
すっかり秋になりましたね!寒くなる前に英語の勉強、もうひとがんばりしませんか?
♣ 翻訳祭で Reunion?(終了しました)
今年の 7 月 26 日に対面の Kick-off 勉強会を開催してから、皆さんとお会いする 機会がなくなっていましたが、遠田先生が JTF 翻訳祭(11/5)に参加されると聞い て、このチャンスに英語 LAB の皆さんとお会いすることはできないかと、ひそかにもくろ んでおります(笑)。遠田先生も私も最後の交流パーティーまで参加していますの で、もし翻訳祭に参加される方で、私達とお茶でもできる方はぜひ endaenglishlab@gmail.com までご連絡ください。
♣ オンラインセミナー(11/8)募集中(終了しました)
遠田先生が、翻訳パートナーの岩渕デボラさんとコラボして、ライブ添削を行うオンラ インイベントです。後半の 30 分は交流会を予定しています。
♣ 英語 LAB 立上げの Story を書きました
私がなぜ「遠田和子の英語 LAB」を遠田先生と立ち上げたのかを HP に書いてみ ました。拙い文章ですが、少しでも私の気持ちが伝わればと思います。皆さんの Story もぜひお聞かせください。ご了承頂ける方は、このコラムでご紹介も考えており ます。 それではオンラインセミナーでお会いしましょう!
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